トランクルーム

屋内型それとも屋外型?|絶対に失敗しないトランクルーム選び方

寅太郎

こんにちは!せまい部屋暮らしの達人寅太郎です。

この記事はトランクルームのタイプや選び方を紹介しています。

トランクルームには屋内型・屋外型がありますが、どちらのタイプを選んで良いか判らず困っていませんか?

屋内型・屋外型それぞれの特徴を理解しないまま借りてしまうと、「思った以上に使いづらくて大して利用もせずにお金だけかかる」なんてことになるかもしれません。

この記事は屋内型・屋外型トランクルームの特徴・メリット・デメリットなど、利用する上で押さえておきたい基礎知識の紹介していきます。そのうえでトランクルーム選びで失敗しないためのポイントをステップ形式で判りやすく解説します。

管理人:寅太郎(とらたろう)
東京23区の激せま物件で10年以上生活。部屋の荷物を極力減らして少しでも快適にすごすため、トランクルームのヘビーユーザー。引っ越しでお金は使いたくない貧乏性。

2分でわかる|屋内型/屋外型トランクルームの違い

トランクルームとは荷物を預けて保管してもらったり、一定のスペースを借りてそこを物置のように利用するサービスです。大別すると建物な内部に倉庫がある屋内型と、敷地内に荷物収納用のコンテナが直接設置された屋外型の2種類があります。

これから特徴やメリット・デメリットなどを簡単に紹介していきますが、どちらもトランクルームを利用する上で覚えておきたい基本的な知識なので最低限押さえておきましょう!

屋内型トランクルームとは?

屋内にある専用の部屋で、荷物を保管するタイプのトランクルームです。防犯性が高く、温度・湿度管理が行き届いているので、高価な品物や貴重品、書類、シーズンオフの衣服などを安心して保管できます。

屋内型トランクルームのメリット・デメリットもふくめ、もう少し詳しく見ていきます。

空調管理されている|メリット

倉庫内は24時間空調管理され、温度・湿度を一定に保ち荷物が気候の変化を受けにくくなっています。屋外型と比べカビや虫の発生のリスクが下がり、荷物のコンディションを保ちやすくなっています

アクセスしやすい|メリット

駅近辺や都心などに倉庫があり、徒歩でのアクセスがしやくなっています。1度家に帰ってから車で取りに行く手間が省けて便利です。

セキュリティが強い|メリット

カメラでの倉庫内の監視はもちろん、立ち入るのは基本スタッフか利用者だけなのでセキュリティが強固です。倉庫に入る際登録された電子キーが必要になるなど、立ち入り自体も制限されています。

小さいスペース|メリット

1畳以上の大きなスペース以外にも、ロッカーサイズの小さなスペースなどユーザーに合わせた選択肢があります。洋服・小型家電など少ない荷物を預ける場合、必要なスペースだけ借りることができます。

屋内型トランクルーム|デメリット

  • 利用料金が高い
  • 屋外型よりスペースがせまい
  • 人気の場所は空き待ちになる
  • 車に荷物を入れにくい

屋外型トランクルームとは?

建物の外に設置されたコンテナ/ユニットで、広いスペースを利用して荷物を保管するタイプのトランクルームです。車やバイク、大型の荷物や機器、道具、材料などを保管することができます。また、ビジネス用途として、物品の配達や集荷、自営業者の倉庫代わりとして利用されることもあります。

屋外型トランクルームのメリット・デメリットもふくめ、もう少し詳しく見ていきます。

スペースが広い|メリット

住宅地の空き地など土地代が比較的安いスペースにあるため、トランクルーム自体のスペースが広く荷物をたくさん預けることができます

料金が安い|メリット

屋内型トランクルームと比べ利用料金が安く設定されており、ランニングコストを低く抑えられます

車で利用しやすい|メリット

敷地が広いため自動車をトランクルームのユニット・コンテナの近くに停めることができ、駐車場をわざわざ借りる必要がありません。移動距離が短いので荷物の積み下ろしも簡単です。

大型の荷物に向いている|メリット

荷物を入れるスペースが広く自動車での利用がしやすいため、自動車に詰めるサイズなら大型の家財道具も預けられます

屋外型トランクルーム|デメリット

  • 空調管理されていない
  • セキュリティが弱い
  • 雨が降ると使いにくい
  • 距離が遠い場合がある

屋外型・屋内型のメリット・デメリットまとめ

あらためて屋内・屋外トランクルームの、メリット・デメリットのおさらいです。

屋内型トランクルーム

メリットデメリット
空調管理されている
アクセスしやすい立地
セキュリティが強い
ニーズにあったスペース
利用料金が高い
スペースがせまい
人気があると借りにくい
車で利用しづらい

屋外型トランクルーム

メリットデメリット
スペースが広い
利用料金が安い
車で利用しやすい
大型荷物を預けやすい
空調管理されていない
セキュリティが弱い
雨が降ると使いにくい
距離が遠い場合がある

屋内型と屋外型でそれぞれメリット・デメリットが対比しているのが判りますね。

寅太郎

利用する時の状況に合わせて、デメリットが負担にならないサービスを選ぶのが良いでしょう。

色々なタイプのトランクルーム

大別すると屋内・屋外のどちらかに分類されますが、その中でも色々なタイプがあるのでいくつか紹介していおきます。

  • ルームタイプ

    ルームタイプは長時間滞在可能なトランクルームです。荷物の保管はもちろん内部で読書や作業することを目的としています。電源やエアコンが装備されているので、部屋として利用することができます。
  • 宅配型トランクルーム

    宅配型は宅配便サービスで荷物の出し入れを行う保管サービスです。預かった荷物はサービス側が管理するため、クリーニングなど預けた後で使える便利なオプションなどがあります。

宅配型トランクルームは別の記事で詳しく紹介しています。

no image
宅配型トランクルーム【7つのメリットと3つのデメリット】

こんな疑問を持った方におすすめの記事です。 こんにちは!学生時代から10年以上アパートで暮らし、せまい部屋になれた管理人です。部屋にあふれた荷物をすっきりさせる ...

続きを見る

  • クローズドタイプ

    本来の意味でのトランクルームです。荷物の出し入れはサービス側が行うため、基本的にユーザーは保管スペースには立ち入ることができません。また国土交通大臣の行う登録を受けた倉庫である必要があります。

失敗しないための5ステップ

以上の基礎知識を踏まえたうえで、いよいよトランクルームを選んでいきます。5ステップで条件をしっかり設定すれば、べストなサービスが見つかるはずです。

絶対に失敗しないトランクルームの選び方【5ステップ】

トランクルームを選ぶときは条件設定とその優先順が大事です。

目立つメリットだけに気を取られると…「料金だけ高くて使いにくい」「遠くて荷物を運ぶのに苦労する」なんて事になるかもしれません。

トランクルームを決める時は立地が一番大事

遠い場所や普段行かない場所にあるトランクルームは使いにくいので、まずは立地が最重要です。

例え自宅から20kも離れていたら移動時間が長くなります。他にも普段使う駅から離れていると徒歩で荷物を運ぶのが大変です。

本当に使いやすい場所にあるのかを良く考え、自分がトランクルームを利用するシーンもイメージしてから決めましょう。

自宅の近くや普段使う駅の近くなど、自分の行動範囲に近い立地がおすすめです。

料金は初期費用や管理費も含めトータルで確認

次は料金です。月額だけではなく管理費や初期費用も含めたトータルの費用を把握予算内でおさまるか確認しておきましょう。

月額使用料が安くても事務手数料・鍵交換代など初期費用が高いケースや、使用料とは別に管理費が必要になる場合もあります。

使い勝手が自分に合っているかどうかチェック

立地・料金ときたら今度は使い勝手です。サービスの内容が自分に合っているかどうかも大事にしたいところです。

例えばこんなところはチェックしておきましょう。

  • 24時間利用可能
  • 複数人で共有可能
  • 貸出台車がある
  • 屋内型ならエレベーター完備

使い勝手は条件次第で変わってきます。自分が使ってどうなるかを想像してみるのが良いでしょう。

保管環境はトランクルームのタイプで全然違う

トランクルームの保管環境とは主に、温度・湿度の空調管理を指します。環境によって荷物のコンディションが変わってきます。

たとえば屋外型は空調がついていません。季節に左右されやすく夏はジメジメ・冬はカラカラで、気を付けないと衣類はカビが生えます。屋内型なら24時間空調管理がされているのでその心配もありません。

あらかじめ保管環境は確認しておかないと、預けた荷物がボロボロになるかもしれません。

倉庫のセキュリティ体制も要チェックです

最後はセキュリティも確認しておきましょう。鍵付き倉庫でも、無理矢理こじ開けて荷物を盗まれるかもしれません。

特にブランド品など高価な荷物を預けようと考えているなら、なるべく安心して預けられるサービスを選んでください。

基本的に屋内型は監視カメラがあり、また利用者以外は倉庫内に入れないようロックされているため、屋外型よりもセキュリティレベルが高いと言われています。またスタッフが常駐し定期巡回しているサービスならより安心です。

トランクルーム選びのポイント

自分が実際に継続的に使うシーンをイメージし、トータルのサービス内容と比較すればトランクルーム選びで失敗することはありません。

悩み別シミュレーション|トランクルームの選び方

失敗しないトランクルームの選び方は紹介しましたが、まだイメージが湧かない方もいると思います。

ここでは荷物・スペースに関する悩みと、それに対応するトランクルームのタイプの具体例を出して紹介していきます。

屋内型トランクルームがおすすめの悩み

こんな悩みを抱えている方なら…

屋内型トランクルーム!

「仕事終わりに着替えたい…」
[独身都内在住]女性会社員

都内で事務職やってます。仕事終わりは私服に着替えて遊びたいのだけど会社には更衣室がないの。駅のコインロッカーだと服を入れておくと畳みシワがついちゃうわ。着替えにトイレを使うのも不便だし、コインロッカーだと出し入れのたびにお金がかかるのが悩みね。

立地会社から近い駅前
料金10,000円程度
使い勝手服の出し入れが便利な所
保管環境洋服保管だから空調必須
セキュリティ服を人に盗られたくない

屋内型トランクルームの0.8畳以上

頻繁に服を出し入れしたいのならアクセスが便利な駅前の屋内型トランクルームがおすすめです。

0.7畳程度のスペースにハンガーパイプと姿見を入れておけば、中で着替えもできるウォークインクローゼット代わりにも使えます。

屋内型なので洋服の保管環境やセキュリティも心配ありません。

おすすめのサービス
サービス名月額保管料初期費用リンク

12,000~22,000円2,300円

公式HP

5,000~18,000円5000~18,000円
(事務手数料)

公式HP

「サーフボードの保管が…」
[独身都内在住]男性会社員

サーフィンが趣味でシーズンになると会社の友人数人で波を捕まえに行くんだ。でもシーズンオフ中のサーフボードの置き場所に困っている。せまい部屋にサーフボードを立てかけて置いておくと倒れてくるし、賃貸だから壁掛け用フックは付けられない。友人も同じ悩みをもっているらしい。

立地会社から近い
料金1人4,000円程度
使い勝手何時でも取り出せる
保管環境サーフボード管理に空調必須
セキュリティそこまで気にしない

屋内型トランクルームの1.0畳以上

仲間内やスポーツサークルで倉庫を共有して大型の荷物を預けるのなら、屋内型トランクルームが便利です。最近は入館用のキーとして交通系ICカードを複数件登録できるサービスもあるため、複数人でのシェアがしやすいはずです。

都内だと1.0畳の屋内型だとそこまで安くありませんが、3~4人で割ればそこまで負担になりません。

サーフボードは2m程度の長さがありますが、屋内型でも天井が2m以上あるので問題なく収納できます。またサーフボードは芯材に発砲スチロール・ウレタンなど熱で膨張しやすい素材を使っているため温度変化に敏感ですが、屋内型なら空調で湿度・温度が一定に保たれているので安心して預けられます。

おすすめのサービス
サービス名月額保管料初期費用リンク

11,000~35,000円2,300円

公式HP

5,000~19,000円5000~19,000円
(事務手数料)

公式HP

屋外型トランクルームがおすすめの悩み

こんな悩みを抱えている方なら…

屋外型トランクルーム!

「キャンプ用品ってかさばる…」
[独身都内在住]女性会社員

夏場は毎年仲間と一緒に海でキャンプしているの。浜辺でバーベキューは最高ね。だけど物置がないからキャンプ用具は部屋においてあるわ。テント・バーベキューのコンロ・寝袋とかってかさばって、普段はものすごい邪魔くさい。年に数回しか使わないのになぁ…。

立地車で自宅から10分以内
料金7,000円程度
使い勝手何時でも取り出せる
保管環境アウトドア用品だから空調は不要
セキュリティそこまで気にしない

屋外型トランクルームの0.5畳以上

アウトドア用品の保管なら屋外型トランクルームがリーズナブルでおすすめです。屋外で使うアイテムなので空調がない屋外型倉庫で問題ありません。

テントやコンロは外で使うためどうしても汚れがつくので、自分の部屋に入れる前に念入りに清掃する必要があります。しかし屋外型トランクルームなら多少の汚れは気にせずそのまま収納しても大丈夫です。また0.5畳もあればテント・コンロを入れてもかなり余裕があるので、他の荷物も一緒に保管できます。

おすすめのサービス
サービス名月額保管料初期費用リンク

1,500~7,000円1,500~7,000円
(事務手数料)

公式HP

5,000~10,000円18,000~28,000円

公式HP

「釣り道具が片付かない…」
[既婚]男性会社員

毎週末には必ず釣りに行くほど好きなんだけど、釣り用具って結構かさばるんだよね。釣り竿・クーラーボックス・タモとか他にも色々…。子供も生まれたから自分が使えるスペースが減っちゃって、部屋も大きくないし釣り用具もあるから生活スペースもキツキツ。最近は釣り用具の手入れしていると、妻から白い目で見られるんだよね。

立地車があるから郊外でOK
料金小遣いの範囲で5,000円まで
使い勝手釣りだから早朝でも使える所
保管環境滞在時間が短いから空調は要らない
セキュリティ盗まれる物でもないかな…

2.0畳の屋外型トランクルームを契約

屋外型トランクルームで2畳スペースを借りて、ちょっとした作業机とラックを置けば釣り用具だけを収納した趣味部屋が持てます。

釣りに向かうときは手ぶらで家を出て、直接車で乗り付けトランクルームから荷物を取り出せます。自分しか入らないので自由に使えて家族から文句も言われません。

おすすめのサービス
サービス名月額保管料初期費用リンク

3,000~18,000円3,000~18,000円
(事務手数料)

公式HP

宅配型トランクルームがおすすめの悩み

こんな悩みを抱えている方なら…

宅配型トランクルーム!

「長期海外出張。家財道具の保管先は…」
[独身]男性会社員

来月から海外に長期出張なので今住んでいるマンションは解約します。出張先には洋服や身の回り品だけしか持っていけないので、大型の家具や家電は日本で保管しなければなりません。実家はせまいから大量の荷物は預けられない。どこに預けたら良いでしょうか?

立地郊外でも大丈夫
料金会社もちだから30,000円以内
使い勝手荷物は輸送して欲しい
保管環境家電もあるから空調必須
セキュリティ強固な所が良い

2.0畳以上の宅配型トランクルーム

出張から戻ってくるまで荷物の出し入れが必要ないので、宅配型トランクルームがベスト。配送料は荷物の往復分しかかからないので、宅配型のデメリットである配送料金の負担は最小限です。

荷物は宅配便サービスにお任せなので、自分がやる事は予約だけ。あとはサービスが家まで荷物を取りに来て倉庫まで運んでくれます。日本に戻ってきたときも、新居に宅配で届けてもらうだけなので手間がかかりません。

倉庫内は温度・湿度管理がされているため荷物のコンディションも保たれます。またスタッフしか立ち入れない屋内型倉庫で荷物を保管するため、セキュリティもバッチリです。

おすすめのサービス
サービス名月額初期費用リンク

2.0畳プラン
24,800円0円

公式HP


クラッシィ・ラージ(3.0畳)
19,800円配送料
27500円~

公式HP


スペースPLAN(2.0畳)
15,180円0円

公式HP

「クローゼットがせまくて…」
[都内在住]女子大学生

洋服が多いんだけど、都内の小さなマンションに住んでいてクローゼットが小さいのよ。シーズンオフの服が入りきらなくて、衣装ケースが足元にあって邪魔くさい。もう夏なのに冬のコートをしまう場所がなくて、壁際に吊るしているのよね。新しい服を買いたいけど仕舞っておくスペースがもうないわ。

立地便利なら何処でもOK
料金金欠だから2,000円ぐらい
使い勝手荷物の管理がしやすい
保管環境服がカビない環境
セキュリティブランド品は盗まれたくない

宅配型トランクルームのボックスプラン3箱

洋服を保管しておくのなら宅配型トランクルームのボックスプランがリーズナブルです。1シーズン分の洋服ならラージサイズの段ボールに収まります。3箱分預けてしまえば該当シーズンの服だけクローゼットに納めれば良いので部屋がスッキリします。

保管倉庫はセキュリティが強固。しかも24時間空調管理され、洋服にダメージの少ない温度・湿度が保たれています。服のコンディションは部屋に置いておくよりも良いはずです。

また個別写真管理・ハンガー保管・クリーニングなど便利なオプションもあるので、洋服の保管にはもってこいです。

おすすめのサービス
サービス名月額保管料初期費用リンク

ラージBOX
1,485円
(495円×3箱)
1,485円
(初月保管料)

公式HP


minikuraMONOラージ
1,800円
(600円×3箱)
0円
(初月無料)

公式HP


スタンダードプランラージ
1,815円
(605円×3箱)
0円
(初月無料)

公式HP

まとめ

屋内型も屋外型もそれぞれにメリット・デメリットがありますが、1番重要なのはそれを使うユーザーの悩みや状況に合っているかどうかです。

安くて広くても家から遠いと自動車が必要で、せまくて高くても徒歩でのアクセスのしやすさの方が重要な場合もあります。この記事で紹介した5ステップで条件をしっかりと整理できれば、少なくとも屋内・屋外で悩むことはなくなるはずです。

-トランクルーム